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2005.11.17

あれから4年…

2001年11月19日未明の出来事を、僕は一生忘れないだろう。
あのときのような“1時間あたり数千個もの流星雨”(最大HR2,300、最大ZHR約4,500)をもう一度見れるとしたら、きっと何を差置いてでも見に出かけるに違いない。

あのしし座流星群が、今年もこの17日~19日ごろ極大になる。毎年コンスタントに1時間あたり20~30個の流星が見られる流星群だけど、今年は昨日(16日)が満月だったりして条件は悪い。

4年前にサイトにUPした日記の過去ログを抜粋。↓
ホント恥ずかしいくらい殴り書きだけど(^^;、当時の記憶は鮮明に蘇ってくる。

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2001年11月20日(火)
 興奮冷めやらぬ昨日今日です。
 実は2度目なんですよね。<しし座流星雨。いや実は3年前に「夢で」同じ光景を見ていたのです。1998年のしし座流星群極大の直前にしっかりと流星雨を見ていたのです(^^;。そのときはさっぱり流れませんでしたから3年越しの正夢となりました。雨あられ状態がその夢とほんとうにそっくりだったのでびっくりしています。いやほんと夢のようでしたよ。

 しらびそ高原といえば国内屈指の星がきれいに見えるところ。世紀の天文ショーを迎え撃つにその場所を選んで大正解でした。前日からやたらと明るい火球がバシバシ飛んでいましたが、まさかあんなことになるとは…。
18日の晩は薄明終了からほぼ快晴の空。かの地に集まった天文屋たちは思い思いに撮影に取り掛かります。みないつもの撮影ですよね。まだ流星なんて誰も半信半疑でした。しかし23時になろうかというころでしたか、経路の長い特大の火球がガシガシ飛びだしました。徐々に数を増す火球…、「これはただ事じゃない」と思い始めやがて写真どころではなくなります。25時も過ぎると流星の数はすでに数え切れなくなっていました。あわただしく撮影準備に取り掛かりますが、空から目を離すのが惜しくてたまりません。もう撮影なんてテキトーです(^^;。
「おおっ」「ああっ」「うわーっ」。これがこの夜僕が発した言葉のほとんどです(^^;。せいぜい言えて「すげー」程度。人間ってのは信じられない光景を目の当たりにすると笑うんですよ。いやほんと。26時以降、ピーク時には仲間と爆笑していましたから(笑)。しかしやがて、止まない流星雨を前に皆呆けてただひたすらに夜空を見上げているのでした。東の空に黄道光。かつてこんなにすばらしい黄道光を見たことがあっただろうか…。眩いばかりの光の柱は高く高く頭上を越え天の川と交差します。それをバックに降り止まぬ「雨」「雨」「雨」。薄明が始まり星が徐々に消え行く中、いつまでも大粒の雨が降り続きました。この趣味をはじめて20年ほどになりますがこれほど感動したことがあっただろうか・・・。皆既日食とも大彗星とも違う感動・・・。

 写真なんて・・・と思いながらもやはり自分のフィルムに納めたいものです。
無我夢中でシャッターを押した写真のすべてのコマに流星が写っています。あの空の中、流星を写さないほうが難しかったでしょう(^^;。
それにしても凡庸な写真ばかりでちょっと残念。すこしでもあの感動を伝えられるような写真をと思いましたがほとんど伝えきらない。表現力の無さを痛感してしまいます。また、やはり動転していたのかな。信じられないような惚けた構図の写真・・・苦笑いをしてしまいます(^^;。ここぞというときにいい写真を撮ってこその実力なんでしょうね。考えてみると、皆既日食、オーロラ、流星雨・・・「動き」のある天文現象の感動を写真で伝えるのって難しいですね。
そんな中でも割ときちんと撮ったつもりだった全天写真が、カメラからフィルムを取り出す際にエンドペーパーとフィルムが分離するというアクシデントに見舞われ、もろに蛍光灯を浴びてしまいほぼ全滅です(;_;)。大小さまざまな流星や痕が写りこんでいる様はあの凄まじさの片鱗くらいは感じさせてくれるような気がしているので心底残念です。

一体どのくらいの数の流星が流れたんでしょうか。
ニュースでは3000個とか数千個とか・・・?そんなに少なかったかな??国立天文台の見積もり少なすぎ!と感じるのは僕だけだろうか?僕の感覚ではしらびそ高原では、ピーク時1万5千~2万個は流れたように思います。27時過ぎに弾けたときには視界の中で同時に10個流れたりもしていましたし、どちらを向いても流星が乱れ飛んでいる姿はうそじゃないですよねぇ。
俺、ピーク時弾けたとき涙出そうになったもん(^^;。


2001年11月25日(日)
 先日のしし群撮影で久々に使用したカメラ、長年の相棒、ペンタックスSVが故障してしまいました(T_T)。
フィルムを取出す際、シャッター操作をしていたらシャッターが壊れてしまったのです。押したまんま元に戻りません。シャッター幕も移動途中のまんま停止してしまいました(~-~;。今日もいろいろいじってみましたがどうにもなりません。
5年前にも一度グリス切れとシャッター幕の故障でオーバーホールしていたのですがまた入院が必要なようです。なにしろ僕よりはるかに年くってるカメラなので。オーバーホールに出すより程度のいい中古を買ったほうが安く上がるんでしょうけど、とても気に入ってるカメラなので毎回治して使い続けています。
ペンタックス6×7等中判カメラをメインに使うようになって久しいですが、先日のしし群撮影のように明るいレンズを使用する必要のある場合、35mm判カメラであるこのペンタックスSVとMXが大活躍します。フィルムの性能も向上していますし、まだまだ手放せません。
 しし群…あれから1週間…あのときの写真を見返しては放心している状態です。また近いうちに星空の下に立ちあのときに身震いするような感覚を思い出すんだろうな。

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天文」カテゴリの記事

コメント

あれから4年なんですね。

本当にすごい光景でしたね。
声出しすぎて、朝には声がかれていた記憶が。。

もう一度見てみたいですね。

投稿: 安田 | 2005.11.18 01:03

懐かしいですね~。
もう一度出逢いたい現象ですね。
その時は全てのカメラにヒーターをつけて望みたいです。
4年前、ヒーター無しのカメラはレンズが霜ってしまったので...(^^;

投稿: No.192 | 2005.11.18 01:35

幼少の頃に買ってもらった図鑑に載っていたしし群の流星雨の絵を見て、いつかこの目でこういう光景を見てみたいと思っていました。
そんな子供の頃の夢を追いかけてなかなか思うように写ってくれない意地悪な流星ばかり撮っていましたが、まさに夢が叶った気分でした。
年々数が減ってゆくのは寂しいですね。
もう一度見ることが出来るなら・・ISOを間違わずに(爆)もうちょっとマシなフレーミングで撮りたいです。^^;

投稿: Fuuma-mfuk | 2005.11.18 20:28

しし座流星群、、。
4年前にそんなにすごく流れたんですね。
今更ながら見たかったー。
こんな時、どらえもんのタイムマシンがあったら。。
日記を読ませていただき、何かこっちまで興奮!?してしまった!!
そういえば、確かこの年、実家の両親が、昨日は流星が凄かったぞーと電話で言っていたのを思い出しました。
小さい頃から、しらびその麓に住んでいながら、なんで私はあの場所から一度も見たことないのか、
今更ながら悔しいな~。(笑)
天気のことで思い出したこと一つ。。
晴れて欲しい日の前日に、てるてる坊主の頭に味噌をつけてつるしておくと、
翌日、快晴になるみたいです。
昔、遠足の前日にやったんですが、
翌日、目が覚めるような青空でした。
実家地方に伝わる子供騙しの迷信かなあ笑。
あ、でも星見は夜ですね。車の中に吊るしていけばいいのかな!?


投稿: レイラ | 2005.11.18 23:47

確かに4年前のしし座群は見事でしたね..
ただ、『傘をささなくては..濡れる』という感じではなかった。
 ↑
20年以上前になりますが、ジャコビニ流星群の日。
夕方、まだ空が明るいうちに起こったそれはまさにシャワー状態でした。
#空が暗い時間帯であれば大騒ぎになったでしょうが..残念
(その1周期前は事前にマスコミが大騒ぎしたが空振りで、この日は
 マスコミで取り上げてもいなかったのが痛い..)

投稿: Ken28 | 2005.11.19 17:36

しらびそ高原で見たレオニズ、凄かったですよね。
ライナスさんの名文で、あの時の記憶が鮮明に蘇ってきます。
高速で明るく、しかも痕を残すレオニズは、流星群の中でもひときわ派手です。
その派手な流星群が,満天の星空をバックに静かに降りそそぐ様は、
本当に素晴らしかった。

レオニズの動画は、徳島海南天文台のWEBで見ることができます。
明るい流星しか写っていないけれど、写真よりは雰囲気が写っています。
http://www.monterosa.pages.jp/
レオニズでは「写真では写せない天文現象がある」ことを痛感しました。
もし、もう一度流星雨を見ることができたら、そのときはビデオカメラで撮るかも。

ざっと調べたところ、20世紀にはHR1000以上の流星雨が5回あったんですね。
(1930年レオニズ、1933年ジャコビニ、1946年ジャコビニ、1965年レオニズ、1966年レオニズ)
19世紀には、少なくとも8回の流星雨があったようです。

統計的には10~20年に一度のペースで流星雨が起きていることになりますね。
流星雨を見るチャンスは、きっとまた来るはず!

投稿: 嶋田 | 2005.11.19 23:24

▼安田さん
声にならない声と言うか、絶句と言うか…(^^;
なにしろ素晴らしかったですね。
あの地に立つと、ふとあのときの印象がフラッシュバックしてくる瞬間があります。

▼No.192さん
あのときの霜は酷かったですね。
自分も撮り直せるものなら、もう一度撮りたいです(^^;

▼ふうまさん
子供の頃に見た流星雨のイメージ画は印象的でしたね。「こんなふうに見えるもんか」なんて思ってましたけど、4年経った今、絵に書いてみろと言われたら、ああいう絵になると思います。(^^;

▼レイラさん
天文現象は一度きりですからね(^^;
またああいう光景が見れることを期待しています。
「てるてる坊主に味噌」とは初耳ですね。
上村の古来からの風習??(^^;

▼Ken28さん
1998年のレオニズもマスコミが大騒ぎした挙句、さっぱり降らなかったですよね(^^;
明け方に見た大火球がとても印象に残ってますけど。

▼嶋田さん
あの日、あの晩、あの場所に居たことが奇跡のように思えます。
きっとまた見る機会があるでしょう。
そのときのために、できるだけ夜空の下に立っていようと思います。

投稿: ライナス | 2005.11.20 16:34

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