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2006.07.06

的外れも甚だしい国交省見直し案 2

過去記事が見れなくなったので、コピペしておこう。

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1級建築士に新たな試験実施 国交省見直し案

 耐震データ偽造事件を受け、国土交通省は26日、現在の1級建築士に新たな試験を受けさせて合格した人だけを「新1級建築士」と認定するなど大幅な制度見直し案を明らかにした。高専、短大卒は受験資格がなくなり、大卒でも実務修習(インターン)を経なければ免許を取得できない。同省は、見直し案に沿い建築士法を改正する方針。
 
 この案は、事件の再発防止などを検討している国交相の諮問機関の部会で示された。1級建築士の資格要件を厳しくするため、約30万人いるとされる1級建築士は構造設計などの知識を問う試験に合格すれば、「新1級建築士」として認定する。合格しなければ、免許があっても、1級建築士として仕事はできない。
 
 新卒の受験資格も変更。これまで認められていた高専卒・短大卒の1級建築士受験資格を廃止し、4年制大学での履修を必要とする。資格試験に合格してもインターンを経験しなければ、免許は与えない。さらに、一定期間ごとの講習を義務付ける方向だ。
 
 また、消費者が建築士を選べるように、処分歴などを記した建築士名簿を開示し、仕事をする際は顔写真入りの免許証を提示する。構造や設備などの専門分野では、専門資格者などの制度を創設。1級建築士が業務の丸投げをすることを禁止する一方で、自らの責任で資格者に必要な業務を発注できるとしている。
 
 国交省は「多くの建築士が偽造された構造計算書を見逃しており、再発防止には抜本的な対策が必要」と話している。

【毎日新聞・長谷川豊】
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突っ込みどころ満載なんだけど…。
一級建築士は30万人もおりません。単に最新の登録番号が30万番台にあるだけ。1950年に建築士法が制定されてから30万人の一級建築士が登録されてきたわけだけど、この50数年でお亡くなりになった人は少なくないでしょう。でも、亡くなった人やドロップアウトした人数を国は把握していないんです。把握するシステムがないんです。これ自体問題。
だから更新性にしてその実態を把握していくことは、とてもよいことだと思う。

これまで、一級建築士はゼネラリトとしての立場を求められ、実際試験では広範な範囲を学習してきました。
一方、現代建築技術の飛躍は、これまでのゼネラリストとしての建築士では手に負えないほど高度に専門化されています。
今の大規模建築にはゼネラリストは求められていません。各分野の高度な専門的スキルを持ったスペシャリストたちがコラボレートするのがまっとうな建築の作り方だと思います。
「1級建築士は構造設計などの知識を問う試験に合格すれば、「新1級建築士」として認定する。」
まったく的外れ。すべての一級建築士が、構造計算ができなければいけない必要はない。今の試験で習得する技術で十分。
なぜ国交省が、現行の一級建築士を解体・再構築しようとしているのか、理解に苦しみます。
必要なのは構造の専門家。一級建築士を構造専攻建築士
雨降って地固まる。専攻建築士制度を具体化していく願ってもないチャンスかもしれない。

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