ルーツ・その二
あれから3年…
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1.母をたずねて三千里
1976年にフジテレビ系列で放映されたアニメ。カルピス劇場の一作。個人的には名作劇場の最高傑作だと思う。細かいストーリーは忘れた(^^;。
記憶に残っているのは、故郷ジェノバでのシーンで、主人公のマルコと飼猿アメディオが路地を走っているシーン。
イタリアの典型的な狭い路地には生活感があふれている。路地の上には洗濯物がかかっていたりして。そこをマルコとアメディオが元気よく走ってくるところが、俯瞰して描かれている。
路地は入り組んでいるので、マルコの姿が建物や洗濯物に見え隠れしながら移動する。「消えた」と思うと反対側から出てくる。これが子供の頃にはとても鮮烈だった。
今でも入り組んだ狭い路地空間に憧れるているのは、マルコとアメディオが通った路を擬似体験したいからかもしれない。
学生時代にイタリア旅行したときも、ローマやミラノのような大都市ではなく、フィレンツェやベネチアなど中規模以下の都市や田舎町のほうが断然面白かった。歩いて足で覚えられるスケール感。歩いて歩いて歩き回って、地図を見ずに歩き回った。路地があると行く先も構わずに進んだ。次にどんな光景が待っているのか…歩いているだけでわくわくした。
2度目のヨーロッパ旅行の時には、イタリアからフランスへ列車で移動する際に、わざわざマルコの故郷ジェノバにも立ち寄った。
最近の海外旅行というと、どうしても日食か星がらみ(^^:。でも、それ以外で海外に行く機会があったら、イタリアは行きたい国の筆頭なのです。
つづく…
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