オスカー・ニーマイヤー
ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーが第16回「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞した(建築部門)。
ニーマイヤーといえば、ブラジルの首都ブラジリア。世界一新しい世界遺産だ。
首都とは言え、リオやサンパウロが文化・経済の中心であるためなんとなく印象が薄い気がするが、政治の中枢はここ。
多くの建築家が夢見た未来都市計画を、わずか40代の若さで成しえたのは奇跡的だ。想像を絶するフォルムの建築群が並ぶ光景は圧巻で、一人の建築家の充実した達成感を感じる。
建築家が建築家でありえた稀有な近代建築。今の日本では、デベロッパーが主導…、真の建築家は存在しえないのかもしれない。
ちなみに、僕はこの建築はキライです。
CONTAX T2 / Carl Zeiss Sonnar T* 38mmF2.8 + 400TMAX
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コメント
昨日10月21日付のブラジルの新聞にも、
この受賞の記事が出ていました。
本人は、恒例なので、一緒に仕事をしていた人が代理で受賞したとありました。
ところで、ニーメイヤーはブラジリアの
主立った建築の設計をした人で、都市計画は
まだ別の人ルイ・コスタです。
投稿: Sao Paulo | 2004.10.23 06:34
SAN PAUROさん、はじめまして。
コメントありがとうございました。
> 都市計画はまだ別の人ルイ・コスタです。
そうでしたか…。マスタープランもニーマイヤだとばかり思っていました(^^;。
事例としてはだいぶ違いますが、槇文彦氏の代官山の建築群や安藤忠雄氏の直島の建築群のような仕事は、建築家の憧れだと思います。
投稿: ライナス | 2004.10.23 12:27
代官山ヒルサイドテラスは、現在の姿になるまでの
その時間のかけようがすばらしいし、
そして時代を感じさせないところが
またもっとすばらしいです。
ああいうところで、働いてみたいと人を思わせるものがあります。
ブラジリアの建築群や、その他のニーメイヤーの作品も
古いと思わせないものがあります。
ブラジルには、ほかにも大胆な建築があります。
施工は問題有りかもしれませんが、デザインはすごいです。
投稿: Sao Paulo | 2004.10.24 12:30