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2004.10.31

古いビル

生活の匂いが染み込んだものが好きだ。
そして、それが朽ちていく姿にたまらなく惹かれる。
作り物の美しさには魅力を感じない。
朽ち果てていくものの危うさは、とても美しいのだ。

041031.jpg
PENTAX Optio S4i

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コメント

ふと思えば...「作り物の美しさ」を生業としている身としては、微妙な発言だったかな(^^;

投稿: ライナス | 2004.10.31 03:52

実はZepとかも好きなんですが、なんとなくこれを思い出しますね。
http://images-jp.amazon.com/images/P/B00005HEFS.09.LZZZZZZZ.jpg
写真というメディアに写し取った時点で「つくりもの」になっていることも忘れちゃいけません。(笑)
いい意味でモップが臭ってこないところが素敵だと思います。現実の「朽ち果て」ってのは、確かに美しい側面もあるけど、かなり臭いし悲しいよね。
別件/Atom Heart Mother = 原子心母…この直訳が、その後のプログレアルバムの変な邦訳を引き起こしたのでは。。(笑)

投稿: よしざわ | 2004.11.01 02:08

こんばんわ。

> 写真というメディアに写し取った時点で
> 「つくりもの」になっていることも忘れちゃいけません。(笑)

まったく。おっしゃるとおりですね。(^^;

建物って、住まわなくなると魂が抜けるんですよ。
なんか急に老け込むというか…。でも、なんかそれに哀愁を感じるんですよねぇ(笑)
日本の建物は30年程度で壊しちゃうことが多いですから、いい意味で老けた建築ってなかなかいない。
究極は「廃墟」ですね。それも、ローマやギリシャの遺跡のような観光のために延命させられている似非廃墟ではなく、ものほんの廃墟。

Zepの名盤のジャケとは、思いつきませんでした。
でもこの時代のジャケットって面白いですよね~。
僕はヒプノシス大好きです。

「原子心母」って見事な邦題だと思いますが、思いっきり直訳ですよね(^^;
YES「close to the edge」→「危機」なんかは見事だと思いますけど、
ELP「Brain Salad Surgery」→「恐怖の頭脳改革」なんてワケワカですし(^^;

名盤「クリムゾンキングの宮殿」の邦題曲名を見ると、
「21世紀の精神異常者」「墓碑銘」「帰ってきた魔女」「あやつり人形のおどり」…とかなりヤバイですね(笑)


投稿: ライナス | 2004.11.01 02:32

ヒプノシス…Zepだと聖なる館以降かな?
LP時代は、ジャケを見ながら聞くというお作法があったよね。
ビデオクリップとは違う、一生懸命こちらで感じようとしないと感じられないワールドってのってのがあったなぁ。

投稿: よしざわ | 2004.11.02 01:53

「聖なる館」はヒプノシスですね。
ピンクフロイド、YESの70年代後期、他プログレ系は多いですね。
ああいう写真は大好きですね~。
特に「炎」の握手しながら燃えてるやつ。中ジャケにも透明人間?のような謎な人物が登場してたりして、植田正治の演出写真を彷彿とさせます(植田正治も好き)。

ロックって、音楽だけじゃない総合アートだったじゃないですか。
CD化されて、ジャケットのアートワークを楽しむ余地が減ったことは寂しいです。

投稿: ライナス | 2004.11.02 23:02

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