いつかこの国から星空は無くなるんじゃないか…
家庭用のプラネタリウムが流行っているそうです。
自分もプラネタリウム通いを通じて、星空に親しみ、そして今があります。
もしプラネタリウムで星空の美しさを知ったのなら、やっぱり本物の星空を見てほしい。生の美しさを感じてほしい。
本物の天の川を見たことが無いなんて、悲しすぎる…。
とはいえ、「初心者でも手軽に楽しめる星空スポット」がほとんど無いのが事実。
年々明るくなる夜空を身をもって体感しているのが我々天文屋。
光害(ひかりがい)に最も敏感な我々天文屋から、率先して「光害対策」を普及啓発していきたいと思うのです。
美しい星空を取り戻すために…。
≪光害について≫
http://www.strange-stargazers.jp/linus/star_watching/guide/10.html
≪定点観測≫ 2000年富士山富士宮口新五合目の例
http://www.strange-stargazers.jp/linus/star_watching/guide/image/hikarigai.html
≪「光害」とは≫
良好な「照明環境」の形成が、漏れ光によって阻害されている状況又はそれによる悪影響を「光害(ひかりがい)」と定義する。狭義には、障害光による悪影響をさす。
(環境省:「光害対策ガイドライン」より)
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コメント
天文屋が「光害」を口にすると、個人的エゴ?とか言われることがありますが、
そうではなくて、誰でも夜空を見上げる機会があれば直面する問題です。
地元スキー場がナイター営業を始めて10年ほどになります。
とうとう、冬季だけでなく夏のお盆の時期にナイター点灯しています。
(この後、↑TBさせていただきます)
今、ふるさとの山が病んでいます。
過剰なナイター光、カシナガ被害、クマ騒動...
投稿: Ken28 | 2005.09.11 22:01
いつかこの国から星空は無くなるんじゃないか…危惧せずには居られない現実ですね。
6月の100万人のキャンドルライトが最も影響力のあるイベントかと思います。そのときだけになってしまうのが残念ですが・・
呼びかけによって少しでも光害の影響を軽減でき、天の川を目で見ることのできる美しい夜空の範囲が少しでも広がるように・・僕も普及啓発に協力できることがあればと思います。
投稿: Fuuma-mfuk | 2005.09.12 03:12
空は手付かずの自然、一番手の届かないところにある自然なのに、
見ることすらできなくなるなんて、悲しいです。
次世代に星空を見せてあげられないなんて、切ないですね。
投稿: ライナス | 2005.09.12 21:48
こんばんわ。
まだまだ残暑が厳しいですが、最近は夕焼けが秋色に変わってきて、とても綺麗ですよね。この頃の夕焼けを見るとワクワクします。
光害って夕焼けにも影響があるのかなぁ~、とライナスさんのコメントを見てふと、思いました。昔は星空も夕焼けももっと綺麗だったんでしょうね。
日本は凄い事になってますね。
天体が地上から見られるから、人は宇宙に興味が湧くのに星が見られなくなったらどうなるんでしょう。
投稿: きばら | 2005.09.13 22:02
>きばらさん
こんばんわ。
今日は暑かったですが、夕空は秋っぽかったです。
週末は秋の陽気になりそうですね。
> 日本は凄い事になってますね。
すごいことになってますね。(~-~;
単位面積あたりの明るさではダントツ世界一でしょうね。
東西南北どこへ行っても街の灯りから逃れることはできず、なんて活動しづらい趣味を選んでしまったのだろう…とか思いますねぇ(^^;
投稿: ライナス | 2005.09.14 23:20