生涯この一枚

を選ぶとしたら、きっとライナスはこの一枚を選びます。
Derek & The Dominosの“Layla and Other Assorted Love Songs”（邦題：いとしのレイラ）。
あの“レイラ”収録の歴史的名盤にして、エリック・クラプトンの代表作です。ライナスのこのアルバムへの思い入れはこちらでも紹介しています。

この写真には、同じジャケットが5枚写ってるように見えますが(^^;、実は中身はいろいろと違っています。

左上のケースにヒビが入っているのが、一番最初に買った“いとしのレイラ”です。
これは、アルバム誕生20周年時に発売された“レイラ・ボックス”（1990年）と同時発売されたもの。元々は2枚組みLPだったものが一枚になって発売されました。リミックス・リマスター盤で、今改めて聴くと、昔のCD特有のキンキンと硬い音。

で、その“レイラ・ボックス”の中身が右の3枚組（※）。
上から、“いとしのレイラ”(前出と同じ内容)、“アウトテイク集”、“ジャムセッション集”となっています。
アウトテイクとジャムセッション集…、特にジャムセッション集は、CD一枚分延々とジャムが収録されているだけのもので、かなりのクラプトン好きでないと聴いちゃいられない内容です。よく売り物になったもんだ、と。公式ブートレグといった感じ。

そして、左下の“いとしのレイラ”が、一番新しい“いとしのレイラ”。1997年発売の20ビット・デジタルリマスター盤です。前出のものに比べて軟調に聴こえます。ライナスはこのリマスター盤が一番好きです。
ミックスがまるで違う部分があり、前出のものと聴き比べると面白いです。（ツウの楽しみ方）
"Keep On Growing"の冒頭の掛け声"Hoo!!"が無かったり、"Why Does Love Got To Be So Sad?"の炎のギターソロのミックスがまったく異なっていて、別の曲に聴こえたり…と興味深い。

きっと墓場まで持っていく一枚です。

しかし、このジャケット…並べると不気味だなぁ(^^;

※
CD1: Layla and Other Assorted Love Songs
1.I Looked Away
2.Bell Bottom Blues
3.Keep On Growing
4.Nobody Knows You
5.I Am Yours
6.Anyday
7.Key To The Highway
8.Tell The Truth
9.Why Does Love Got To Be So Sad?
10.Have You Ever Loved A Woman
11.Little Wing
12.It's Too Late
13.Layla
14.Thorn Tree In The Garden

CD2: Alternate Master,Jam and Outtake
1.Have You Ever Loved A Woman(Master 1)
2.Have You Ever Loved A Woman(Master 2)
3.Tell The Truth Jam 1
4.Tell The Truth Jam 2
5.Mean Old World(Rehearsal)
6.Mean Old World(Band Version)
7.Mean Old World(Duet Version)
8.It Hurth Me Too
9.Tender Love
10.It's Too Late

CD3: The Jams
1.Jam 1
2.Jam 2
3.Jam 3
4.Jam 4
5.Jam 5