伝説のスーパーショット
それは、1995年サンズ・リージェンシーオープン決勝での出来事。
エフレン・レイズ(Efren Reyes) vs アール・ストリックランド(Earl Strickland)の一戦。
2人とも、ビリヤードをやっていたら知らない人はいないであろう超一流プレイヤーです。
レイズはフィリピン人。ストリックランドはアメリカ人。ちなみに、フィリピンはビリヤード大国で、レイズは母国では英雄だそうです。
僕の好きなレイズ選手は、キューを構えるとおっかない表情をしていますが、笑うと人懐こい子供のような顔になるオヤジ。その正確かつ完ぺきで、球を自在に操るプレイスタイルから“マジシャン”の異名を持つ超絶技巧プレイヤーです。
ゲームは13セット先取戦。12対12のフルセットで迎えた最終第25ゲーム。
レイズの手番。
ここでは、(5)を画面手前のポケットに入れたいのだけど、(6)が邪魔をして入れることができない。
そこでレイズは、手球を(6)の裏に隠し、(5)を反対側短クッションに逃がすというセーフティに出ます。正攻法です。
まんまと手球は(6)の裏に隠れ、(5)は反対側に向かって移動するんですが……!
Goddamn…!!
なんと(8)に当ってしまい(8)がポケットに…。まったくのフロック。手番はレイズのまま。_| ̄|○
自縄自縛。“Worst position!” 最悪の場面です。
ストリックランド、何度も両手を挙げて“Oh,My god...!”と同情(?)のゼスチャー。心の中では「勝ちはもらった」と確信していたに違いありません。
レイズ万事休すか!?
残り球は4個。これをミスって、イージーな配置を残せば確実にストリックランドに取られてしまい、負けが決まってしまう。
これだけ手球と的球が離れていて、打ち出す方向が限られていると当てるだけでも難しいはず。
(ちなみに背中をかくしぐさは、レイズがショットをミスった時の癖)
レイズはかなりの長考の末、長クッションに向けて狙いを定めます。ハタオリで(5)を狙うらしい。
ハタオリとは、2回以上クッションに入れてから的球を狙う極めて高等なテクニック。
レイズのショットはきれいなN字を描きみごと(5)にヒット、そしてそのままポケットへ!!
実況の解説者は“Oh,no...!! What a shot!!!”と絶叫。会場総立ち。
勝ちを確信していたストリックランドもこれには唖然としたことでしょう。
しかも!(6)へのポジションがきちんと出ているのがさらに凄い…!
残りの(6)→(7)を難無く入れたところで、ストリックランドから“OK”。
レイズの腕をあげて勝利を讃えます。
フルセットで起きた“奇跡のスーパーショット”。どんなに追い込まれても勝ちに行く姿勢。凄いなぁと思います。
ちなみにレイズは、最盛期を過ぎたとはいえ今も現役です。
この動画を見ていたら、久々に撞きに行きたくなりました。
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ビリヤードが好きです。へたくそですがとても好きです。


コメント
こんばんは★
ビリヤードのお話、久しぶりですね。
私はビリヤードはやったこと無いですが、3~4年前、ビリヤードウェーブが面白くて、良く録画してみていました。
レイズさんは『近所のおじさん』ぽっくって親近感が湧いて良いですよね。
私は知的な感じのカレン・コーが結構好きでしたが・・・
スヌーカーも面白くて見てました。
凄いショットですよね~。
CDまだ買ってません(すいません^^ゞ)が、フォトテクニックは購入しましたよ。
リコーのGRデジタル写真集へのご参加などレイズさんのスーパーショットみたいに物凄いご活躍ですね。
今年は花を咲かせまくりですね。
楽しみにしてます。
投稿: きばら | 2007.11.08 19:03
▼きばらさん
そうですね。ビリヤードのことを書いたのは久々です。
ホント、レイズは近所のおじさんがビリヤードしている風に見えますね(^^;
フォトテクニック、ご覧いただきありがとうございます!
投稿: ライナス | 2007.11.11 02:22