20周年+トレヴァー・ラビンのこと
我が家にパソコンというものがやってきて、今日で丸20年です。
購入当時の様子は10年前のエントリーにも書きましたが、つまるところ、Windows95ブームに乗ってみたというところでした。
各メーカー共、TVCMを盛んに流してましたし、PC雑誌もたくさんあって、品定めのため何冊か購入しました。PCを買ってからも雑誌をよく読んでました。今でもメモリアル品として2、3冊保管してあります。
購入前にはMacも検討していましたが、今のようなブランドの勢いもなく(なかったと思う)、ピンときませんでした(iMacが出て、イケてるイメージになるのはもう少し後だったと思います)。Macの専門誌も読みましたが、結局ブームに流されWindows95へ。
当時(設計事務所勤務時代)、仕事場にWindows3.1マシンがあり、AutoCADで図面を描き始めていた頃で、今思えばAutoCADの使えないMacはそもそも選択肢に入っていなかったのかも。Win⇔Macで迷った経緯は、少々記憶が曖昧です。
PCを置いた当時のデスクの様子とか、どこかに写真があった気がしますが、すぐには見当たりません。覚書の意味で、懐かしの一号機の製品情報ページを貼り付けておきます。(あれ?こんな高かったっけ!?)
-≫ FM-DESKPOWER H/SX/S Product Information
Windows95といえば、起動音がブライアン・イーノ作曲で、プログレ好きとしては要チェック項目でした。
-≫ 祝「Windows 95」20周年 ブライアン・イーノ作曲の起動音を40倍引き伸ばした音源が公開
と、強引に音楽ネタに持ってきました。
後年、Vistaと7,8の起動音を手掛けるのが、あのロバート・フリップ(キング・クリムゾン)です。
そういえば、件の1995年当時、「トレヴァー・ラビン(元YES)が、Macの起動音だか何かのSEの作曲者としてクレジットされてるよ」と、音楽好きの仕事仲間(Macユーザー)が教えてくれました。公式にもWikiにもその情報がなく、聴いてみたいのですが未聴のままです。
そのラビン氏は早くから楽曲制作にMacを導入していて(DTMっていうのかな?)、1994年リリースの、当時在籍していたYESのアルバム“Talk”では、本邦初のオール・ハードディスク・レコーディングを試みています。
そのアルバム“Talk”のラストナンバー“Endless Dream”を置き土産に、ラビン氏はYESを脱退、映画音楽家へ転身し、今やハリウッド映画でちょくちょく見かける売れっ子コンポーザーになっています。
Endless Dream / YES
ロック・ミュージシャン時代は、“ギタリスト”の一言で紹介されてしまう彼でしたが、彼は元々カッチリ曲作りをするマルチプレイヤーです。ヴォーカルは、YES時代に、大手レコード会社から「貴方の声ならトップ40を狙える」とスカウトされる折り紙つきの上手さですし、幼少からやっていたピアノは、YESの正規キーボード奏者を差し置いて全部自分で弾いてしまう程の腕前です。オーケストレーション能力に長けた完璧主義者で、前述のように最新のレコーディング技術にも明るいのですから、映画音楽家への転身は既定路線だな…と当時思いました。
プレイヤーとしてはもう活動しないんだろうか…と思っていましたが、2012年、実に23年ぶりにソロアルバム“Jacaranda”をリリースし、全盛期を彷彿とさせる(まるで衰えていない!)素晴らしいギタープレイを披露してくれました。凡庸なギターインストアルバムではありません。名盤です。
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コメント
少し調べたら情報が。トレヴァー・ラビン作曲のSEは、PowerMac7xxx付属のCDに収録されていたらしい。警告音だとか。ロンリーハートのオケヒット風とか、ハーモナイザー使ったギターソロ風とか…!?
投稿: ライナス | 2015.12.30 04:44