天体写真いろいろ・その十一
フィルムにはいろいろな種類があります。カラーフィルム、モノクロフィルム…、ポジフィルム、ネガフィルム、ポラロイド…、35mm判、6×7判、4×5判…とにかくいろいろ。
最近のフィルムは成熟した素晴らしい働きをしてくれます。
デジタルカメラの成長著しい昨今ですが、成熟した銀塩フィルムで良質の原版を残しておくのも一興かと思います。後々、高性能になったスキャナでデジタル化もできますし。
フィルムにはいろいろな種類があります。カラーフィルム、モノクロフィルム…、ポジフィルム、ネガフィルム、ポラロイド…、35mm判、6×7判、4×5判…とにかくいろいろ。
最近のフィルムは成熟した素晴らしい働きをしてくれます。
デジタルカメラの成長著しい昨今ですが、成熟した銀塩フィルムで良質の原版を残しておくのも一興かと思います。後々、高性能になったスキャナでデジタル化もできますし。
星野写真には「星をシャープに捕える」というセオリーがあります。
針でつついたようにシャープに写った星野写真は掛値なく美しく、否定することはなんにもないんですが、時にはセオリーに背いてみるも面白いものです。
PENTAX ONLINE SHOP内に、こんなコンテンツがあることをご存知でしたでしょうか?
■ PENTAX STYLE | 星降る夜空。この光景を残したい
なんか本家サイトから深く、ひっそりとしたところにあって、意外と知られていないようです。(^^;
平易な内容で、天体写真撮影の“概要”を知るにはなかなかよくできたコンテンツだと思います。
天体望遠鏡メーカーでもあるPENATX…なんですから、もっと自己アピールしてください!>PENTAXさん
前回は、超高感度フィルム+短時間露出という組み合わせの写真でしたが、今日紹介するのは超長時間露出による星景です。
ここにある2枚の写真のシャッタースピード(露出時間)は、共に720分(12時間)です。半日かけて夜空を撮ったということです。
こういう写真を撮るチャンスは年間にそうあるものではありません。
時期的には夜の長い冬至の頃。月明かりのない新月付近…、かつ一晩中晴れていること。…これが最低限の条件。
この他、風によって三脚がぶれたり、レンズが夜露に濡れないように細心の対策をして撮影に臨みます。
今回の写真もモノクロフィルムによる星景写真ですが、今回は超高感度フィルムによる星景です。
通常、コンビニ等で売られているフィルムの感度がISO100~400、たまに夜景用にISO800が売られていますが、ここにある写真はISO3200という超高感度フィルムによる撮影です。
最近あまり見かけなくなったモノクロフィルムによる星景写真です。
色を気にしなくてよいので楽になる部分もありますが、白~グレー~黒の階調のみでの表現は、なかなか難しいものです。
カラーメインで撮っていますが、時々モノクロフィルムを使っています。
今日の写真は、その四で紹介した全天カメラを、真上ではなく、真横に向けて撮ったものです。
出来上がった写真は、水平線が円の中心を通ることになります。実際は、地上の山や木々があるので、夜空よりも前景の地上部分の面積が大きくなります。
今日の写真は、前述の“ガイド撮影法”で撮られたものですが、これまでと違うのは「写野が丸い」ということです。
これらの写真は、“魚眼レンズ”で撮影されています。画面の真ん中が頭上、円周部分が地平360度ということです。全天が写っていることから、“全天写真”とも言います。
これらの写真は、前述と同じ“ガイド撮影法”という方法で撮られています。が、決定的な違いは対象をクローズアップしている、という点です。
やはり前述の赤道儀に、カメラを乗せて撮るのですが、ここではカメラレンズの代りに望遠鏡を使います。
こんな感じ↓
http://www.strange-stargazers.jp/linus/salon/MS-4/field.html